形成外科と専門クリニックの主な違い

包茎手術ができるのは、泌尿器科や包茎クリニック(包茎手術専門クリニック)です。

 

実はこれ以外にも、「形成外科」の中にも包茎手術をカバーしているところがあります。また、看板は「形成外科」となっていても、中身はほとんど包茎クリニックと変わらないようなところもあります。

 

「どこで包茎を直してもらうか」の有力な選択肢のひとつであることは間違いありません。これを機会に形成外科についての基本的なことを知っておくのも損にはなりません。

 

まず、最もオーソドックスな形成外科は次のようなものです。

 

・古くは打撲、捻挫、関節痛、腰痛などを扱う整形外科の一部

 

・この整形外科は体の表面の異常も治療もカバーしていた。これが分離・独立する形で形成外科ができた

 

・対象とするのは、「口唇裂(こうしんれつ)、口蓋裂(こうがいれつ)、斜顔裂(しゃがんれつ)、横顔裂(おうがいれつ)、多指症などの生まれつきの異常」、「外傷による傷跡の解消」、「皮膚の表面や表面近くの腫瘍」といった、体の表面に出ているトラブル

 

このように、一般的な診療科と同じように、治療を目的にしています。もちろん、診察の支払いには健康保険が利きます。

 

ですが、「体の表面の異常」を扱う延長として、美容整形までカバーする形成外科も出てきました。この場合はあくまで美容目的ですから、健康保険は利きません。

 

さらには治療から離れ、ほとんど美容専門といったところまであります。こうなると、「美容外科」「美容皮膚科」と変わりはありません。

 

実際に診療科として「形成外科・美容外科」と両方を看板に書き込んでいるようなところも珍しくありません。

 

このように今は、「治療の範囲だけをやる」「美容までカバーする」「実際には中身は美容外科」の3種類の形成外科が入り交じっている状態です。

 

これら形成外科が包茎まで扱うのは、包茎を「体の表面の異常」のひとつとして考えているからです。

 

思い切って話を簡単にしてしまうと、「形成外科で包茎手術をするということは、美容外科の医師に執刀してもらうというのとほとんど同じ」です。

 

このように形成外科となっているところで包茎手術を受けることができるのは、「美容までカバーする」「実際には中身は美容外科」のふたつです。これら以外に、泌尿器科と包茎クリニックもあるわけです。

 

泌尿器科と包茎クリニックまで含めて医師の違いをいえば、

 

・泌尿器科であって、健康保険適用外をカバーしない場合は、治療目的だけの手術をする。ほかには膀胱や尿道などの泌尿器の病気全般を診る

 

・包茎クリニックの場合は、包茎だけを専門にやる。包茎手術は美容目的になるので、仕上がりの美しさ・自然さまで考慮する

 

・形成外科(実際には中身は美容外科)の医師は、包茎だけではなく、ほかの美容整形までカバーしている。包茎クリニック同様に、包茎手術は美容目的になるので、仕上がりの美しさ・自然さまで考慮する

 

、といったことになります。

 

「包茎手術についての専門性の高さでは、包茎クリニックが一番だが、形成外科もそれに近い」といったところです。

 

スキルの高い執刀医がいて、評判もいいようならば、形成外科も候補のひとつに入れるようにしましょう。